
- スマホの買い替えを考えている
- 大画面でコスパの良い端末が良しい
と言った方に現在人気のRedmi Note9S(国内版)とReno 3Aの比較をしてみたいと思います。
カメラ・バッテリー・SoCを除くとほぼ同等の先代RenoAを使ってきたユーザがRedmi Note9Sに乗り換えをしてメイン機種で使った観点から比較していきたいと思います。
【比較】Redmi Note 9S VS Reno 3A【コスパ】
主なスペックの比較は次の通りになります。
項目 | Redmi note 9S | Reno 3A |
---|---|---|
サイズ | 165.8 × 76.7 × 8.8 | 160.9 × 74.1 × 8.2 |
質量 | 約209g | 175g |
OS | MIUI11 (Android 10.0) | ColorOS7.1(Android10.0) |
CPU | Snapdragon™ 720G | Snapdragon665 |
バッテリー | 5,020mAh | 4025mAh |
メモリ | RAM:4/6GB | RAM 6GB |
ストレージ | ROM:64/128GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ、2,400 x 1,080 液晶 | 6.4インチ、2,400 x 1,080 有機EL |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
アウトカメラ | 4,800万+超広角800万+マクロ500万+200万画素 | 4,800万+超広角800万+モノロ200万+ポートレート200万画素 |
インカメラ | 1,600万画素 (ƒ/2.4) | 1,600万画素 (ƒ/2.4) |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n/ac | IEEE802.11 b/g/n/ac |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.0 | Bluetooth® 5.0 |
Felica | × | 〇 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM(DSDV) | nanoSIM/nanoSIM(DSDV) |
生体認証 | 指紋認証 | 顔・指紋認証 |
防水/防塵 | × | 〇 |
結論からですが、それぞれのメリットと向いている人は次のようになります。
Redmi Note9S
- 価格が安いスマホが欲しい人
- 安くてもそこそこの性能が欲しい人
- 大画面が良い人
- バッテリー持ちが良いほうがいい人
Reno3A
- おサイフケータイが必須な人
- 有機ELにこだわりがある人
- 防水防塵にこだわりがある人
Redmi Note 9S VS Reno 3A】の比較
サイズ・重さ
サイズはRedmi Note9Sの方が大きく、重量も34gも重いです。
RenoAと比較して感じたのは次の点です。
- Redmi Note9SはRenoAよりも僅かに大きいと感じました。RenoAも元々大きいため大きな違いには感じませんでした。
- 方手持ち操作は、RenoAでたまに利用していました。Redmi Note9Sに変更後は全くしなくなりました。質量増で落としそうなことと縦方向に指が届かないためです。
- Redmi Note9Sに変更して質量増はしっかりと違いが判りました。Redmi Note9Sだとストリーミング視聴などで長時間持っていると腕が疲れるのが速くなります。
あまり大きいスマホが苦手な方は、Redmi Note9Sは辛いかもしれません。
しかし、Reno3Aも他のスマホと比較すると大きい部類に入ります。手が大きい人でないと方手持ち操作は難しいと思います。
※Reno3AはRenoAと比較して横幅が若干スリムになっています(75.4→74.1mm)
補足です。2機種とも方手持ちモードが用意されています。
Reno3Aの方は方手持ちモードの大きさが無段階で変更できますが、Redmi Note9Sは3.5,4.0,4.5インチの3段階になっています。
OSについて(MIUI、ColorOS)
2機種とも純正Androidではないため、Pixelと比較すると設定や動作は慣れが必要になります。
ただし2機種とも設定で純正に近づける形にすることができます。
個人的にはMIUIの方が使いやすかったです。
ColorOSではDSDVでDocomo回線をメインにしないとd払いアプリが使えなくなってしまった点が不便でした。MIUIに乗り換え後は利用できるようになりました。
ColorOSの方が良かった点は、「タップしてスリープ」が用意されている点でした。
MIUIではジェスチャーモードにするとタップしてスリープがボタンから行えません。
クイックボールから操作することで代替できますが、タップ操作が1回多くなります。
SoC(性能)について
Antutuベンチマークだと次のようになります。
- Reno3Aが18万程度 (RenoAは21万)
- Redmi Note9Sが28万程度
RenoAを利用していましたが、大きな不満を感じることはありませんでした。
また、RenoAからRedmi Note9Sに変更して違いはあまり感じられませんでした。
両機種ともに必要最小限ですが軽いアプリを動かすには問題ないと思います。
Reno3Aのスペックダウンが気になる方は「カメラ」と「バッテリー」の差を比較しても問題なければ旧機種のRenoAを買うのもありだと思います。
Reno3AがRenoAより性能ダウンしたのが気になりましたが、ブラウザを見たりストリーミング配信を見たりしている程度だと、現時点では体感はあまり大きくないと思います。
長く使う場合は徐々に性能劣化していく事と、アプリに求められる性能が高くなっていくためRedmi Note9Sにやや分があると思います。
バッテリー持ち
RenoAで24時間の利用では0%になることはありませんでした。
しかし、2日目は持たないだろうと思い、1日半以内には充電をしていました。
Redmi Note9Sに変更してからは、ハードに利用しないと2日目も持つようになりました。
また、Redmi Note9Sは急速充電も対応していて大容量バッテリーも2時間以内に充電できました。(20%→95%)
バッテリーについては、Reno3Aでは改良されていて次の点が良くなっています。
- バッテリー容量が4025mAhに増加
- 急速充電に対応
Redmi Note9Sのバッテリー容量は魅力的で良いポイントですが、毎日充電するならReno3Aでも困ることは無いかと思います。
メモリ・ストレージ
メモリはRedmi Note9Sの安いモデルだと4GBとなりReno3Aの6GBより少なくなります。
RenoA(6GB)ではメモリの残量が常に確保されていて気にすることはありませんでした。
Redmi Note9Sに機種変更してからは70%程度メモリを利用していることがあります。
使い切っていないのですが、RenoAと比較して残量の余裕は減ったなと思います。
4GB使い切るようなことは無いので困っていることは無いのですが、Redmi Note9Sのメモリ容量が気になる方は5000円追加してメモリ6GB/128GB版を購入すると良いと思います。
内蔵ストレージ容量について、Reno3Aは128GBですが、Redmi Note9Sは64GB~になります。
私はあまりスマホに保存をしないため64GBでも気になりませんでした。
次のような使い方をしているためです
- カメラ・動画をあまり多くとらない
- 写真・動画が容量を撮ったらGoogleフォトにアップロードしてスマホから消している
- 音楽類はPodcastをWifiで1GB程度ダウンロードして聞いているが、聞き終わったら消している
- その他音楽はあまり聞かない。(聞くときはWifiか楽天モバイルでストリーミングにしている)
- アプリはゲームをしないため、大容量を使うものをインストールしていない
- アプリのキャッシュはクリーナーを使ってこまめに消している
Redmi Note9Sの64GB内蔵ストレージ残量が心配な方は、SDメモリが利用できるため外部保存を利用することで対処できます。
個人的にはSDメモリは長く使うとバッテリー消費やアクセス速度の低下に繋がることがあるため持っていても使っていません。
OPPO Reno 3Aは内蔵ストレージが128GBありますが、DSDVの2ndスロットはSDカードと排他利用になるので、注意してください
ディスプレイ
Redmi Note9Sは次の仕様です。
- 液晶ディスプレイ
- 6.67インチ 2400×1080
Reno3Aは次の仕様です
- 有機ELディスプレイ
- 6.4インチ 2400×1080
Redmi Note9Sの6.67インチ大画面は大きく見やすいため、RenoAから乗り換えて迫力が若干増したと感じています。
解像度もRenoAの2340×1080から縦方向に情報量がアップして2400×1080になったのが良かったです。
ただし、Reno3Aは縦方向にスペックアップして2400×1080になっているためRedmi Note9Sと違いはありません。
動画などで少しでも大きい画面で見たい人はRedmi Note9Sが有利ですが、情報量の観点ではReno3Aも変わりありません。
有機ELと液晶の差がありますが、個人的には実用上で悪くなった感じはしませんでした。
利用していて感じた点は次の通りになります。
- RenoAに対してRedmi Note9Sは明るさの設定値を上げ無いと明るさが出ない(RenoA 25%→Redmi Note9S 50%)
- 黒のレベルはさほど気にならない。RenoAの方が黒かったがRedmi Note9Sも液晶では優秀
- 視野角は大きな差がある。Redmi Note9Sは角度をつけて画面を見ると暗い。
- 実用上角度をつけて見ることがあまりないため困らない。
カメラ

アウトカメラは両機種とも4眼になります。
5万円以下のスマホでは良好な部類だと思います。
Reno3AはRenoAで弱点だった1眼を補強して4眼カメラになっています。
元々RenoAも1眼では画質が悪いわけではなかったため、画素数向上や用途別に複眼になったためRedmi Note9Sとの差はあまりないと思います。
動画機能ではReno3Aは手振れ補正がついているため多少良いと思います。
ただし、両機種とも価格の割は良い程度で、私がサブで利用しているPixel3Aと比較すると夜景などは暗く映ります。
おサイフケータイ
Reno3Aを購入する最大のメリットはおサイフケータイがある点だと思います。
DSDV・SIMフリー端末ではおサイフケータイがついている機種が少ないので貴重な存在です。
RenoAからRedmi Note9Sに乗り換えて、カードケースを利用することで対処していますが次のような点ではおサイフケータイがあったらよかったと思うケースがあります。
- コンビニなどICカードを重ねると反応しないことがある(SuicaとiDを重ねると反応しない)
- dシェアバイクの利用時にICカードでのロック解除ができない
- Suicaのチャージ・乗車券購入がスマホからできない
防水・防塵/生体認証
Reno3AはIPX68レベルの防水防塵対応で、現在のスマホではトップクラスです。
Redmi Note9Sは防水防塵対応ではありません。多少水滴でぬれても問題ないように作られているようですが、雨の日などは気を使います。
生体認証はReno3Aが顔・指紋認証に対して、Redmi Note9Sは指紋認証のみです。
顔認証をする場合はReno3Aが優れていて、指紋認証をする場合は物理センサーを側面に配置しているRedmi Note9Sの方が使いやすいと思います。
二つとも良いポイント
同梱物が良かったです(フィルム・充電器・ケース)
両機種とも液晶フィルムを貼られた状態で出荷されています。
TPU素材のソフトケースも付属しているため、外装は特に用意する物はありませんでした。
高速充電のコンセントとUSB-TypeCケーブルがついています。
付属で急速充電ができるのはお得だと思いました。
なお、付属充電器は次の差があります。
- Redmi Note9S 18W
- Reno3A 9W
外装が値段以上の高級感でした(背面ガラス仕上げ)
RenoAもRedmi Note9Sも外装の質感が良かったと思います。
個人的にはRenoAの青よりもRedmi Note9Sで買った白色の方が仕上げが良い印象でした。
光沢がある仕上が白色によく合っていると思います。
まとめ
おサイフケータイの拘りが無い場合は次の点でRedmi Note9Sの方が良いと思います。
- 値段が安い(24800円~)
- Snapdragon720Gでサクサク動く
- 大容量バッテリーで残量の不安が少ない
おサイフケータイ(+防水防塵)を重視する場合はReno3A(約4万円)が候補になると思います。
もし次の条件に該当するなら期間限定ですが、旧機種のRenoAも候補になると思います。
- 最新機種にこだわりがない
- Soc性能(特にGPU)は少しでも良いほうがいい
- カメラは1眼でも気にならない
- バッテリーは1日持てば良い
- 有機ELにこだわりがある
Redmi Note9Sの紹介記事はこちら。
Redmi Note9Sの購入方法を検討した紹介はこちら
RenoAはこちらの記事で紹介しています。
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