
湯治場のような趣のある温泉に行きたい。
アトピー等の皮膚病に良い温泉に行きたい。
→泊りだと高いので日帰りで行きたい。
と言った方に那須塩原温泉・鹿の湯の紹介をします。
次のような方に特におすすめです。
- 建物の趣があり、湯治場雰囲気を味わいたい方
- 濃い温泉が好きで、良いお湯に入りたい方
ツーリングで全国47都道府県をバイクで旅行した傍ら、各地の名湯・秘湯を300箇所以上訪れ日帰り温泉巡りにハマりました。
最近も空いた時間があれば関東を中心に日帰り温泉へよく行っています。
これまで行った中で、おすすめ日帰り温泉を紹介します。
鹿の湯とは【湯治場】

引用:鹿の湯公式ページ
鹿の湯は栃木県北部、那須塩原温泉にある日帰り専用の温泉です。
Tripadvisorでも日帰り温泉ランキング4位の人気の温泉です。
秘湯・名湯・湯治場が好きな人に特におすすめです。
建物の作りが湯治場雰囲気満載で、濃い温泉で癒されるためです。
鹿の湯は1300年の歴史を持ち、昔から湯治場として利用されてきました。
那須高原のスキー場に行く途中の山中にあり、急こう配の坂を上っていきます。
しかし、古くから温泉街として人が訪れるだけあって、山道と言う形ではなくちゃんと舗装されています。
鹿の湯の「鹿」は、鹿によって発見されたため鹿の湯と名付けられたと伝えられています。
それほど、山の中にある秘湯です。
鹿の湯の特徴 【いいお湯だけどルールがあるよ】
鹿の湯の特徴は次の通りです。
- 明治時代から受継ぐ雰囲気満載のお風呂場
- PH3未満の超酸性湯
- 銭湯料金500円
- ・独自ルール ー 石鹸・シャンプー禁止、かぶり湯200回、熱湯の入り方
雰囲気満載のお風呂場
お風呂は内湯のみで、男湯は6つの内湯があります。
それぞれ温度が41・42・43・44・46・48度になっています。
機械で調整しているわけではなく、番頭さんが頻繁にお湯チェックをして調整しています。
お湯をチェックする時は無言で厳しいまなざしが、まさに職人さんの空気を醸し出します。
写真の通り、内湯のみで眺望はなく温泉に集中できます。
PH3未満の超酸性湯
泉質は単純酸性 硫黄温泉です。
PH3未満でかなり濃いです。
HPに書いてある通り、入浴は1分程度の短時間入浴を繰り返すと良いです。
一度に長く入ると濃い温泉に湯あたりします。
当たりはきつくないのですが、体が温まる泉質です。
銭湯料金
入浴料は500円です。
東京都内の銭湯料金とほぼ変わりなく、安く入れます。
なお、回数券もあり5枚で2000円のようです。(平日のみ利用可能)
近くに住んでいる人がうらやましいです。
ただし、銭湯と同じくアメニティ等は一切ありません。
※アメニティは禁止されているので持参しなくてよいです
独自ルール
鹿の湯には独自ルールがあります。
番頭さんや常連さんにチェックされるので、理解して行った方が気持ちよく入れます。
独自ルールは次のようなものです。
- お風呂に入る前に200回かぶり湯をする
- 石鹸・シャンプーは利用禁止
- 46・48度の浴槽は1人ずつ入る。
かぶり湯はさすがに数えられることはないですが、体流さないでいきなり入る事は注意しましょう。
かぶり湯は正しくは頭ではなく首の後ろをめがけてかぶります。
ここでかぶり湯をします。

石鹸・シャンプー禁止は泉質と合わさって滑りやすくなるため禁止の用です。
熱い湯舟は、2人はいるとお湯がかき回されて火傷しないような理由のようです。
温泉情報
施設名 | 鹿の湯 |
URL | http://www.shikanoyu.jp/ |
入浴料金 | 料金:500円 湯治体験半日券:1,200円-平日、1,500円-土日祝 |
営業時間 | 8:00~18:00(最終受付17:30) |
定休日 | 未確認 |
泉質 | 単純酸性 硫黄温泉 PH3未満! |
内風呂 | 男湯6種類、女湯5種類 |
露天風呂 | 無し |
岩盤浴 | 無し |
食堂 | 無し |
休憩所 | あり |
鍵付ロッカー | 無し |
ドライヤー | 無し |
シャンプー類 | 無し |
タオル | 無し |
館内着 | 無し |
鹿の湯の体験談【癒し】
※私は車で訪れました
鹿の湯へのアクセス 【慣れたドライバーがおすすめ】
車で行く時は慣れている人が運転するようにしてください。
鹿の湯直前は急こう配が多く、道路幅も大きくありません。
観光客も歩いていますので、対向車とすれ違う時は気を使います。
駐車場
また、初めて行く時は駐車場の入り口がわかり辛いです。
入口はここ - 反対側の温泉神社と間違えないように注意!
- 山を登る方向で直前の橋を渡る
- 橋を渡った直後の右側に入口がある
- 入口は下り坂になり見えにくい
- 駐車場は常に混んでいるためスペースは狭い
- 駐車場は傾斜があるところが多いです
このようなため、高速道路や国道などは良いですが、近くに来たら慣れているドライバーに代わるのがおすすめです。
所要時間 【遠いです】
私は鹿の湯に3回ほど訪れています。
- 東京から高速道路を使って2時間半~3時間程度
- 東京から下道のみで朝5時に出発して9時に到着
下道でも4号バイパスは自動車専用道路と間違えてしまうような道で古河から宇都宮間は思ったより速く移動できると思います。
建物・お風呂場について 【良泉質&ルール違反注意】

この外観。趣があると思いませんか?
しかも、掃除がしっかりされていて清潔感もあるんです。
人気のため、休日のお昼過ぎ手から行くと並ぶかもしれません。
(駐車場が心配)
入口はいると受付があるので500円払ってお風呂場に行きます。
廊下もきれいされています。廊下から見える暖簾が良い味を出しています。
腰掛に座ってお風呂上がりの休憩をしている人も見かけると思います。
脱衣所にはロッカーは殆どありません。防犯が気になります。
しかし、湯治場っぽく脱衣所と風呂場が一体化された作りになっています。
お風呂場は常連客が多い印象でした。
特に高温の風呂あたりにいる印象です。
禁止事項をすると常連やお店の人から注意されるので気持ちよく入るには注意してください。
頭と体をいつもより多く流してから入湯します。
やや深めで座ると首のあたりまでつかります。(173cm)
お風呂に入って木造の風呂場を眺めていると、温泉の音が響いているのが心地よく感じます。
始めて入湯したとき、私は5分近く入っただけなのですが、立ち眩みを少ししてしまうくらい強い成分を感じました。
HPの注意通り短時間入浴を繰り返すほうがおすすめです。
お店の人が見回りに来ると、入り方を説明している所をよく見かけました。
お風呂の壁側に温度の札があり何度なのか分かります。
徐々に熱いお風呂に入っていくのですが、46度のところにつく頃にはややのぼせてしまうくらいです。
ゆっくり休みながら入ると良いと思います。
水はけが良い作りになっているため、入湯の合間は床に直接座る形になります。
※注意 お風呂の端に腰かけて足だけ入れている人が注意されていました。休む時はちゃんと床で休みましょう。
濃い温泉成分が皮膚病や傷にも効きそうです。
湿疹が出ていた所は、温泉成分できれいに引いてました。
風呂上りもかなり温まっていて、体が冷めず汗が止まりませんでした。
体を温める成分が強いのだと思います。
良いお湯で体力を使っているため、お風呂上りは少し休むなどゆっくり帰ると良いと思います。
なお1200円(休日は1500円)払うと、休憩所の利用とお茶がついてきます。
時間帯によっては混雑するため、一日券を買って空いていそうな時間に入るのもおすすめかもしれません。
おすすめ温泉ポイント【泉質・施設の雰囲気】
泉質 | ★★★★★ | 良泉質です。 湯上りも体が温まります。 |
施設 | ★★★★★ | 湯治場の趣が良く癒されます。 それでいて清潔感も高いです。 |
価格 | ★★★★ | 料金自体は安いのです。 交通費にお金かかってしまいました。 |
アクセス | ★★★ | 都心からはやや遠いですが、日帰りで行くことができます。 |
休憩室 | - | 利用したことないため。 |
外にもおすすめの日帰り温泉記事を記載しています。
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