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保険を終身保険に見直して家計の節約と資産形成【生命保険】

サラ夫
サラ夫

家計見直しで固定費を減らしたい。

貯金したいけどなかなか貯まらない

保険はなんとなく言われたとおりに加入している

保険は人生の3大出費と言われ、家・保険・車と高額出費をする一因になっています。

月額で払込みになるために、あまり感じづらい部分がありますが、支払いが長期間に及ぶため一生で算出するととても大きな金額になります。

もし、月に生命保険・ガン保険・医療保険・年金保険・学資保険などで月に2万円払っていて、現在30歳だとすると

2万×12か月×50年(おおよそ80歳平均寿命まで)=1200万円になります。

※掛け捨て(定期)保険の場合、一部のものは60歳超えると支払が増えていくものもあります

そこで、条件に当てはまる方は保険の考え方を見直して貯蓄として扱う方法を紹介します。

生命保険を終身保険に見直しで貯金を行う

終身保険と定期保険

保険について、多くの場合は掛け捨て保険に入られているのではないでしょうか?

万が一の補償に備えて少ない費用で多くの補償を受けるには、掛け捨て保険以外ありません。

ただし、名前の通り掛け捨てなので払ったお金は帰ってきません。

なお、保険用語では掛け捨て保険のことを定期保険と呼びます。

これに対して終身保険は一定期間の支払うお金が圧倒的に高いですが、60歳や10年などの決まった期間で支払いを済ませれば多くの場合、死亡するまで補償が継続されます。

また、支払い後に死亡する前解約すると支払った額以上の解約返戻金を受け取ることができます。

そのため、資産性の高い商品として一時期は貯蓄型と呼ばれていたりもしました

しかし、近年のマイナス金利政策で保険会社がなかなか利益を出せないため現在あまり進められることはありません。

終身保険

終身保険とは前述のとおり、払込をしてしまえば一生保険が受けられます。

払込期間はおおよそ次のとおりです。

● 10年 おすすめだが少ない
● 15年 おすすめだが少ない
● 60歳まで
● 65歳まで

保証対象はほとんどの場合、一生継続します。

特徴は支払いが満期まで終れば、解約をしても返戻金(支払った保険料の払戻)が支払い額を上回る点です。

そのため、保険料を支払い切れれば貯金としてみなすことができます

また、支払い完了後、解約までの期間が長くなるほど解約返戻金は多くなります。

定期保険

定期保険は最近では払い続ければ生涯加入できるものもありますが、おおよそ80歳にもなれば保険継続はできなくなります。

また、定期保険は支払いを辞めた時に保証は終わりになります。

定期保険は必要なとき必要なだけ入る考えが向いていますので、もし加入するなら保険料も定期的に見直して減らしていくのがおすすめです。

支払いができる・補償が少なくて済む場合は終身保険を貯金とみなして家計節約

そこで、資金に余裕がある(払える)場合は保険を終身保険にすることで、

・支払期間までは貯金扱いで支払を行う

・支払いが終わったら資産として扱う

 →お金が必要になれば、解約して解約返戻金(支払額以上)をうけとる

 →お金が必要になる機会がなくすめば保険支払をもらう(支払額以上)

という形で、貯金扱いにすることができます。

終身保険はお得な分、掛け金がかなり高いです。

しかし、高くても払込みをしっかり行えば、解約しても全額戻りますし、解約しなければ生命保険として次の世代に残すことができます。

貯金がなかなかたまらない場合、生命保険を終身保険にすることで、これまで保険料として消費してきた費用を貯金として割り当てることができます。

短期払込みで、近将来の貯蓄扱いにする

現在、オリックス生命以外は見かけることが少ないですが、払込期間を60歳までではなく、10年間や15年間に設定することができます。

その分、月々の支払いは多くなりますが、払込期間が短くなるため学資保険や貯金のように取り扱うことができます。

例えば、

● 子供が現在保育園。将来、大学に行く時に足りなくなるかもしれないから貯金しておきたい
● 老後のお金が心配なのでとりあえず貯金しておきたい

と言った、少し先の用途として貯金をしているのであれば、保険料を終身保険にして賄うことができます。

保険料は確定申告で生命保険・医療保険・年金保険ごとに生命保険料控除対象になります。

今後結ぶ新制度の保険契約については、税金面で優遇されます。

例えば、生命保険・医療保険・年金保険ごとに生命保険料控除があり年間8万円までの支払額に応じて所得控除が行われます。

言葉が難しいですが、生命保険で8万円はらうと、税金の対象になるお金が8万円減ります。

●生命保険を年間8万円払った場合
8万円に対して住民税10%と所得税20%(仮)とした場合
24000円が確定申告で還付されます。

これらからあるように、保険を貯金とみなすことで次のようなメリットがあります。

● 終身保険は払い込めば解約返戻金が貰えて貯金になる

● 生命保険を支払うと上限8万円までで毎年確定申告での還付金が貰える

終身保険は保険屋さんも儲からないと言うくらいで、普段おすすめされることは少ないと思います。

また、生命保険の終身型は現在殆ど売られなくなりました。

生命保険の場合

現在、終身保険を行っているのは「オリックス生命」「アクサダイレクト」「東京海上日動あんしん生命」「アフラック」等大手が行っています。

現在のおすすめはオリックス生命「RISE」です。

短期支払型「10年」「15年」が存在するためです。

がん保険の場合

がん保険は、最も加入しておいた方が良いと思われる保険になります。

その理由は他の病気と比べて多額のお金がかかるからです。

サラ夫
サラ夫

サラリーマンって健康保険に加入しているじゃない?

高額医療費で月10万円程度でしょ。

一応、保険の紹介じゃないこちらのページなど参照するすと費用は次のように分類されます。

● 高額療養費
● 働けない期間の損失(病休)
● 医療費以外のお金 (入院準備・差額部屋代・服・個室・保険貰うための診断書)
● 先進医療費用

高額療養費

通常治療では健康保険及び高額医療費制度で月10万円程度ですみますので、あまり不要ではないかと思われます。

手術をして入院しても、最近では部位にもよりますが1月程度で退院するケースが多いです。(月跨りで最大20万円程度)

働けない期間の損失

働けない期間については、健康保険で疾病手当金があります。

※注意:国民健康保険には無いようです

働けない日が3日以上連続した場合、4日目より給与の3分の2が保険で支給されます。

また、最長1年6か月まで支払されます。

もちろん、働いた方が貰えますが、基本給の3分の2が保証されるため、残りの3分の1部分が貯金などで賄いたい金額になります。

→2か月程度で考えるなら、給料の3分の1×2か月程度。

医療費以外にかかるお金

空いているベッドが必ずしも安いものでもないですし、長期にわたる入院では窓側が良かったり、人によっては個室が良い人もいます。

病院の差額部屋代をはじめとして、食事グレードアップ・テレビ見る・着替えをレンタルする等かさんでいくものです。

また、がん保険をもらうために診断書などの文書を作成してもらうとお金もかかります。

意外と、1~2か月いると数十万円になってしまった、等というケースもあります。

こちらも必要な費用になります。

先端医療の医療費

がん保険に入る場合、このオプション契約は必須で加入してください。

多くの場合オプション料金が数百円程度で済みます。

繰り返しになりますが、かならず入った方が良いです。

一般的な治療「抗がん剤」「手術で除去する」「放射線治療で細胞へらす」等の治療は効果があり、保険の対象になっています。

そのため高額医療制度の対象になり一定額以上の支払いは「一時的にありますが」後日払い戻しされます。

ただし!

がんになった場合、健康保険として承認されていない先端治療があります。

重粒子線治療:放射線治療の延長戦。副作用が少なく効果が高いです。
 一回300万円とかします。

●免疫療法(NKキラー細胞):免疫細胞を活性化させ、自分の治癒力を高めて治す方法です。
 副作用も少なく注目されています。 1クール300万円近くします。

がんになった場合を考えると、少しでも可能性があるものは試してみたいと思います。

月々数百円程度のオプションで数百万円の治療に対する補助がある形になります。

例えば月690円で先進医療500万円の保証が生涯にわたって受けられます。

30歳で加入して、60歳満期だとすると 

690円×12か月×30年 = 約25万円で500万円の保証が受けられます。

がん保険でも、終身保険とまでは行きませんが、一部保険では70歳まで支払えば、一定金額を返済されるものがあります。

例:70歳までに支払った金額 - 保険で補償された金額 = 一時返済金

となります。要は70歳まで加入条件ですが、一定金額まではほぼ無料で保険に入ることができ、万が一超過した場合は保険料をもらえることになります。

※もちろん、短期間に何度も保険をもらうことはできません。

医療保険の場合

医療保険についても同様に、一部保険では60歳・70歳まで支払をすれば

60歳・70歳までに支払った金額 - 保険で補償された金額 = 一時返済金

と言う保険があります。

例えば、東京海上日動あんしん生命の「がん診断保険R」や楽天生命の「スーパー医療保険戻るんです」などが対象で、一定期間までの支払いにて大して一時返戻金をもらうことができます。

質問

終身保険って高すぎない?

サラ夫
サラ夫

でも、終身保険って保証料少なくない?

万が一の時どうするの?

終身生命保険(特に10年払いなどの短期支払)を選択する場合、一定金額の払込みができることが条件になります。

●例 オリックス生命

保険料500万円 30歳 60歳まで支払(保証は生涯) → 月額10870円

なお、生命保険は相続人1人当たり500万円まで控除が可能ですので相続する資産のある方にも向いています。

掛け捨て(定期)保険であれば数百円程度で済みます。

さらに、短期支払の場合

●例 オリックス生命

保険料500万円 30歳 10年間支払(保証は生涯) → 月額32540円

かなり高いです。

ただし、解約後から期間がたつほど解約返戻金は0.5%程度ほど増えていきます。

若いころから加入すればするほど、返戻金は増えています。

満期までの支払いをしないと、返戻金は支払額より少なるリスクがありますが、支払いをすることができれば、銀行の預金よりかははるかに高金利ととらえることができます。

参考にこちらの公式ページで解約返戻金シミュレーションができます。

利率が悪すぎる

サラ夫
サラ夫

例えば15年支払中は利息なしで、その後0.5%だと利率悪いような気がする。

終身生命保険は銀行より利率が高く投資よりかは悪いです。

メリットは次の2点です

・リスクが低いこと(満期まで払えば、元が取れる)

・いざというときの保証が大きい点

デメリットは次の点です

・資産運用の観点では支払期間中に利率がつかない

・資産運用の観点で利率が0.5%と低い

・インフレが利率0.5%を上回ると、資産が目減りしていく

この3点です。

確かに、資産運用で2%3%の運用ができる方にとっては、保険に加入せず資産運用をしていく方が向いていると思います。

ただし、2%継続ってなかなか難しいものです。

そのため、積極的に生命保険で資産運用をするのは、安定重視型になりすぎる、掛け捨てで払っていた保険料を貯金の一部に組み込んでいく形で、他の資産運用と組み合わせで形成すると良いと思います。

補償額が少ない

サラ夫
サラ夫

保証額が500万円とか、少なくない?

葬式でだいぶ消えちゃうけど・・・

定期保険に対して、終身保険は支払額が非常に高くなるため保証料は低くなります。

そのため、向いている人に条件があります。

次のような人が特に合っていると考えています。(サラリーマンに向いている)

● 厚生年金に加入していて、万が一の時遺族年金が多く支払われる人

● 住宅ローンを組んでいる人

厚生年金の人

厚生年金に加入している場合、万が一の時は扶養家族に遺族年金が支払われます。

例えばこちらの保険会社で一覧表で開設されています。

例えば、年収850万円以下のサラリーマンに万が一があったとき、配偶者35歳と子供3歳5歳の場合、次のお金が保証されます。

●厚生年金の人の遺族年金

第一子が18歳まで 13年×179万

第二子が18歳まで 2年×156万

→ここまでで2639万円

配偶者が64歳まで 14年×114万

配偶者が80歳(平均寿命)まで 16年×134万

→総額 6379万円

生命保険はこれに足りない部分が必要になってきます。

子供1人が衣食住・教育資金を入れて3000万円といわれて言います。

3歳・5歳まで育てているため残りの費用に対して大きな部分が遺族年金で賄うことができます。

住宅ローンを組んでいる人

住宅ローンの残金について、利息以外に団体生命保険料を支払っています。

要は万が一の時があれば、生命保険と同じくローン残高がなくなるように保険を入っていることになっています。

住宅ローンで団体保険は近年がんや疾病など様々な種類がありますが、生命保険は必ず入っていますので安心してください。

考え方を変えると、住宅ローンの残高分を生命保険に入っていることになります。

遺族年金と合わせると、配偶者や子供のその後を考えるにあたり不足する金額はどれほどか試算して、必要な生命保険の保証額を算出すると思ったより少なくて済むものではないでしょうか?

サラ夫
サラ夫

それなら、生命保険を変えて貯金に回していこう。

生命保険を貯蓄にする場合の最大のリスクは満期まで支払をしないと損をする点です。

くれぐれも貯金である程度のお金はイザという時のために用意した上で契約するように注意してください。

終身生命保険があるオリックス生命を含む保険会社を取り扱っていて、顧客満足度ランキングで1位を取っているページを紹介します。

ゼクシィですが、結婚するタイミングでなくても相談できます。

公式サイト【ゼクシィ保険ショップ】

■参考

保険料と合わせて家計簿を作って、どの程度払えるか確認すると効率的ですので参考にしてみてください。

家計調査との比較で、平均よりどの程度「貯金」「保険」に支払をするかを確認すると参考になります。

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